金融機関に差し出せる担保がある方は、それを担保にして融資を受けることが可能です。
担保の種類は様々ですが、一番ポピュラーなのは不動産担保です。算定の基準は「公示地価」「基準地価」「相続税路線価」「類似物件売買価格」などを元に算出されます。自己査定における担保評価額は、客観的で合理的な評価方法で算出した評価額とするのが原則です。
有価証券の場合、証券取引市場で形成された売買価格によって客観的かつ合理的な手法で評価された価格かと思います。その一方で、不動産の場合は個々の物件ごとに地域性と個別性が高く、広範囲にわたる取引市場といったものではありません。よってどのような評価方法が適切であるかは、金融機関によって異なってくるでしょう。
金融会社の審査基準として、多数の物件を限定された時間とコストの範囲内で評価する際の実務上の対応として、以下のような算出方法が一般的です。
ただ、担保評価額の計算においては、その担保物件を客観的、合理的に判断する方法が必要であり、そのためには以下の注意点が必要となります。