取り立て行為

取り立て行為について

消費者金融がまだサラリーマン金融と呼ばれていた時代、返済が滞っていた消費者に対して過酷な取り立て行為が行われていました。

そういった行為を受けた人の中には、自殺をしたり夜逃げをしたりした人も少なくありません。そんな事件がやがては社会問題となり、法改正がなされました。

支払いが滞った人が急増した要因として、当時の金利が現在とは比較にならないほど高利であったことと、金融業者の過剰融資にあります。

物品を担保に取って融資をする質屋の場合、融資先の返済が滞っても、質に取った物品を質流しして融資金を回収できるので、厳しい取り立てをしなくても済みます。

しかし、個人の信用を担保にして融資をする個人ローンの場合、債務者の支払いが滞った際には債権を回収するために様々な方法で支払いを要求してきます。

たとえば、ガラの悪い取り立て屋が自宅や勤務先に訪れただけでも、大きな心理的なプレッシャーとなるわけですが、こういった精神的な負担をかけて債務を返済せざるを得ない状況に追い込むことが、当時の取り立て屋の手法だったわけです。

当然、こういった手法を駆使された債務者は精神的な負担を強いられ、それでも支払うあてのない人は、夜逃げや自殺に追い込まれていったわけです。

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貸金業法改正

法改正により、過酷な取り立て行為が全面的に禁止されました。改正により、以下の取り決めが施行されました。

  • 午後9時から午前8時までの取り立て行為の禁止
  • 大声を出して脅迫することの禁止
  • 多人数での訪問の禁止
  • 貼り紙や落書きの禁止
  • 威圧行為の禁止

こういった取り立て行為は許されるものではありませんが、借りたお金をきちんと返済しない消費者にも責任があることは否めません。払える見込みのない借り入れは、回避することも一つの手段です。