消費者金融が一般大衆に支持された理由

国内における金貸しの歴史はかなり以前からその存在を確認されていましたが、現在のような消費者の信用を担保にした信用貸しのスタイルは昭和30年以降のことです。当時は高度経済成長期でであり、国民の生活様式も徐々に向上していきました。そういった生活様式に呼応する形でサラリーマンを相手にしたサラリーマン金融が増えていったわけですが、その数は1980年代までには約二万件以上にものぼり、店舗数は三万件、貸出残高は実に4200億円に達するまでに成長していきました。

また、この時代になると国内の銀行からの融資が比較的容易となり、顧客ベースも拡大したことから店舗数も軒並み増加していきました。当時の貸金業者を利用する顧客の割合は男性が八割以上を占め、特に30代を中心とした比較的若年層が多いことが特徴です。主な利用目的は、冠婚葬祭の費用や旅行、交際費などで、現在の利用目的とは大きく異なっていることがうかがえると思います。

銀行等の金融機関

当時の銀行業界は企業向けの融資をメインとしており、個人向けの融資には消極的でした。このことが、消費者金融に対する需要を発生させたといっても過言ではないでしょう。80年代後半には、信販会社や外資系企業の消費者金融業への参入がありました。

急速に成長していく消費者金融業界は、他業態からも当然着目されました。信販会社は、クレジットカードによる信用供与が主な業務であるものの、金融業者という類似する消費者金融商品の開発に取り組み、徐々に参入を開始していきました。

この当時の上限金利は73.0%という今では考えられないような高金利でしたが、外資系が参入したことで47.45%に引き下げられました。しかし、これでもかなりの高金利と言わざるを得ません。

銀行業界の参入

銀行等の金融機関が本格的に消費者金融が行っていた個人向け融資に参入してきたのは、バブル崩壊後のことです。当時の銀行業界は莫大な不良債権によって一部の銀行は倒産するほどの壊滅的打撃を被っていたわけですが、その一方で消費者金融業界は空前の好景気を謳歌していました。それもそのはずで、消費者金融は銀行のように不動産を担保にした融資などではなく、個人の信用を担保にした融資がメインであるため、不良債権などとは無関係でした。

しかも当時の上限金利は40%程の高金利であったため、大手の消費者金融であっても30%近い金利を取っていたことと、取り立て行為が厳しい規制がなかったために過酷な取り立て行為をしていたことから回収率も高かったことが、空前の営業利益をあげていた要因です。そんな消費者金融業界に銀行が参入していったことは当然の成り行きといっていいでしょう。

サイト概要

利用規約/免責事項

http://moba8.info/